授業の導入

よくいただくご相談

「カタリ場」は2001年の開始から15年間、約1000校の高校で導入をいただいてきました。これまで多くの先生方とお話しするなかで、よくいただいてきたご相談にお答えいたします。

Q.生徒一人ひとりと、じっくり話す時間をとれず悩んでいます

A.カタリ場を導入する先生方からは、「授業中の様子などから気になった生徒がいても、なかなか手が回らない」「公平性の観点もあり、進路や生活上の悩みなど個別に話をすることが難しい」、といった課題を伺います。カタリ場の授業では、忙しい先生方ではカバーしきれない生徒一人ひとりを、複数のスタッフがチーム体制でフォローします。一人ひとりとの「対話」を大切にした、インタラクティブな授業の形式をとることが多いため、生徒が主体となって、「学校生活で頑張りたいこと」や「進路について考えていること」を自ら話してくれるのが、先生方から喜ばれています。

相談イメージ

Q.主体性をもってほしいのですが、なかなかやる気が見られません

A.カタリ場の授業を実施した後に、先生方から驚かれることが多いのが、生徒の姿勢の積極的な変化です。「毎日『だるい』と言っている」「受動的になりがち」「あきらめやすい」「学習意欲が低い」といった生徒の中からも、自らの考えを話し、目の色を変えて将来に向けて行動を取り始める生徒が生まれます。そのために私たちが大事にしているのが、「ナナメの関係」です。利害関係のある親でも先生(タテ)でもなく、同じ視点になりがちの友達(ヨコ)でもない、多様な人生の「先輩」(ナナメの関係)に憧れ、刺激を受けるからこそ、生徒は本音を話しやすく、動機付けられるのです。

相関図

Q.生徒を「社会」に触れさせたいのですが、自前では準備が大変です

A.多くの高校生にとって、社会との接点はアルバイトくらいです。「普段は触れる機会のない、学生や社会人との接点を持たせたい」というご要望を伺ってきました。一方、「OB/OG以外にも、多様な人に触れさせたい」「社会人講話では、一方通行の講義形式になってしまいがち」という声も同時に伺いました。カタリ場には、年間6,662人(2014年度)のボランティア・スタッフが授業に参加。また数多くの教育関係者や、高校生を応援したい社会人とのネットワークを、全国6拠点・15年以上の歴史のなかで培ってきました。各高校のニーズを伺ったうえで適した人材を派遣するように、コーディネートを一括して行います。先生方にとっては、授業に招く外部人材との調整・手続きなどに時間をとられず、ワンストップで依頼できるのもメリットです。

自前では準備が大変

Q.うちの学校の課題に即した、授業を行ってもらえますか?

A.カタリ場を導入いただく高校からは、「進路選択に主体的に取り組んでほしい」「学習意欲を高めたい」「部活動や学校行事、人間関係に生徒が悩んでいる」といった、さまざまな課題をご相談いただきます。カタリ場は、各校・各学年のご要望に合わせて、オーダーメイドで授業のねらい・目標を設定します。年間計画に沿って、活用法を先生方とご相談しながら、学習・進路行事・科目選択・進路希望調査・三者面談・次年度への目標設定・夏休み/春休みの過ごし方など、予定された行事を前向きに取り組めるように、働きかけるのも特長です。

授業を行います

Q.どんな人たちが学校に来るのか、心配です

A.打合せ時に先生方からよくご質問いただくのが、スタッフについてです。カタリ場の授業には、「高校生のときに、もっと進路を考えておきたかった」「将来教員を目指している」といった大学生や専門学校生、社会人などが、ボランティアで参加します。学校情報の共有やコミュニケーション練習など、事前研修を2〜3回、最低6時間程度受けてから参加します。生徒との個人情報の交換は固く禁止する(ボランティア登録時に誓約書を提出)など、安全面でもご安心いただける仕組みを整えています。正職員(通常は一般職・管理職の2名以上)がボランティアを取りまとめ、責任をもって授業を実施させていただきます。

責任をもって授業を実施

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生徒の将来のために「カタリ場」を導入したくても予算の問題で断念する学校も。1,000円で1人の生徒に授業を届けられます。高校生の未来を支えるため、応援のほどお願いいたします!

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