プログラム
高校卒業後の大学進学率は向上している一方、大学生活の目的意識を持てない入学者が増えています。そして、文部科学省の学校基本調査によると、大学入学者の1割弱が中途退学しています。「中退者が多い」「学生に活気がない」「不本意入学の学生が多い」などの課題を抱える大学は増えており、また毎年多くの学生が進路未定のまま卒業していっています。
大学教育にまつわる様々な課題
入学のミスマッチ |
不本意⼊学者が⽬的意識を持てない |
学習意欲の低下 |
早期中退 |
卒業時での進路未決定 |
年間2万人の高校生と、6千人の大学生の対話の場を創るカタリバだからこそ出来る、学生の動機づけプログラムや研修があります。
プログラム内容
2009年読売新聞「大学の実力調査」において、「中退率31%」(2005年度入学者)と報告され、日本で最も中退率の高い大学の1つ(公表ベース)とされた嘉悦大学。2009 年度には入学者350 人全員が、4日間のカタリバ初年次教育プログラムを受講しました。「自分を知り、友を知る」ための座談会や、「これからを考え、憧れに出会う」ための先輩の話、新入生が大学生活の目標を語るプレゼンテーションを実施。翌年以降もプログラムは連続して行われ、初年次退学者率は減少しています。
学校名 | 嘉悦大学 |
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課題 | 不本意入学者が多く、⼤学生活への目的意識がない |
施策 | 1年生の全学必修科⽬「基礎ゼミ」にて4週間のプログラムを実施 |
成果 | ・1年次の退学者数が、前年比で25%減少しました。 ・アンケート結果では⼤学生活への期待度が、事前66.7%→事後85.9%に向上しました。 |
受講者の感想 | 「何となく毎⽇を過ごしていた1年生のときの私は、カタリバのキラキラしている先輩たちの背中に憧れを持つようになりました。カタリバは、私に⾃分の持つ無限の可能性を教えてくれました。」(嘉悦⼤学 関⾕朋美さん) |