プログラム
対象学年 | 高校2年生~3年生 |
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時間 | 110分(最低90分) |
場所 | 教室 |
生徒数 | 30~45名程度(各クラス) |
スタッフ | 各教室ファシリテーター1名、コミュニケーションスタ ッフ1~2名程(各クラス) |
教科 | 総合的な学習の時間、進路等 |
AO入試や推薦入試による入学者の割合が半数を越えるようになり、入試時期がより早くなってきています。そのため進路選択の検討に充分な時間が持てず、大学や専門学校と学生のミスマッチが起こりやすくなっています。これを解決するために行うのが、本プログラムです。
このプログラムでは、学生や社会人の経験からミスマッチを起こしやすい視点を伝え、進路選択の際の考え方を養います。授業では各教室を2〜3名のスタッフで運営します。先輩の経験談を聞いたのちに、いくつかのワークを通して進路について考えます。
進路について前向きに考えるきっかけを、進路選択を経験してきた先輩の話を通して行います。
具体的に進路を考えるためのヒントをワークシートを使いながら深めていきます。
大学・専門学校の調べ学習を行い、具体的な次の行動の一歩として、学校の資料請求を行います。
授業で使っている教材
こだわり発見シート
学問分野発見ワークシート
主に「進路」や「総合的な学習の時間」の授業の一環として導入いただいています。先生方からは、「生徒が意欲的に取り組んでいた」や「体験的に語ってもらえて良かった」といった感想をいただいています。
授業を導入した先生の声
・ 生徒からは今までの(進路の)授業の中で一番楽しかったと聞いている。進路行事はこれまでも行ってきたが、 生徒に知識を与えても行動を促すのが大変だった。今回のプログラムは、オープンキャンパスに向けた動機付け、接続をうまくしてくれたと思う。また、大学進学をするためには、どんな準備が必要で、何を事前に考えておかなければならないのかを体験的に語ってもらえて良かった。(埼玉県立高校進路主任)
・ 授業を受けている生徒の表情が楽しそうで、意欲的に取り組んでいる感じがした。まだまだ具体的な学校のイメージを持っていない生徒が多いので、調べ学習の時間を設けてワークシートに書き出すというのは良かった。夏休みの宿題でオープンキャンパスに最低2校行くように指示しているが、どんなことを学んでくるのか期待したい。(東京都立高校進路指導主任)
キャリア・リテラシープログラムを実施したT高校の生徒アンケート結果をご紹介します。授業の実施前と後で比べると、大学や専門学校への関心や進路選択の真剣みが向上していました。
T高校でのアンケート結果より
授業を受けた生徒の感想
・ 進路について楽しく考えることができて、自分の夢についてしっかり見直すことができました。難しい話ばかりではなく、身近なところから考え、すごく楽しい授業でした。
・ 先輩の失敗した話や体験した話をとても分かりやすく話してもらえたのでよかったです。
・ 話が面白くて、自分の進路について考えなければいけないなと思った。進路について考えることが少し楽しかった。
2013年の本格的な開始以来、2年間に59校で、授業を導入いただいてきました。既存の進路イベントの前後へ導入した高校では、従来の進路イベントの活性化を図るなど、進路選択を中心にさまざまなねらい・テーマでご活用いただいています。ご興味のある高校の先生からの、お問い合わせをお待ちしております。
導入テーマ例
「キャリア学習」「進路学習」「調査学習」「自己理解」「先輩の話」「行動目標設定」
年間計画のなかでの活用例
「進学は希望するけれど、入れればどこの学校でもいい」「そもそも進路選択ってどうやって考えればいいか分からない」など、漠然とした目標は決まっていながらも行動できない生徒に、明確なステップを意識付けます。
実施高校 | 神奈川県立A高校 |
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実施時期 | 2年生の3学期 |
実施授業枠 | 「総合的な学習」の授業 |
能力目標の主眼 | 自分の希望進路のために必要な事を主体的に調べる意欲を高める |