高校生の心に”火を灯す”授業キャリア学習プログラム「カタリ場」03-5327-5667(平日10-19時)

沖縄の未来をつくる若者を、育むために。

沖縄県の高校生を寄付で応援する

全国の中でも、子どもの貧困率が非常に高い沖縄。
生まれ育った環境に左右されず、若者が「未来は創れる」と信じられる社会をつくるために
私たちは沖縄で高校生に将来を考えるきっかけを届けています。

沖縄の子どもの3人に1人が貧困状態にいます。

近年、観光立県として確立されてきた沖縄。

国際通りをはじめとする観光スポットには、県外やアジアなどの諸外国から来た観光客で日々賑わっています。
人々も南の島特有の風土に育まれた、穏やかでホスピタリティの高い県民性として知られ、日々生活をしています。

その一方で、沖縄が抱える課題は複雑で深刻です。

厚生労働省の調査では全国平均「貧困率」は14.4%となっており、日本の子どもの約6人に1人が貧困状態と言われていますが、特に沖縄は貧困率の割合が高く29.3%と全国平均の倍の数となっています。

厚生労働省:平成24年度「子供の相対的貧困率」
「2007年山形大学戸室健作准教授による「都道府県別貧困率調査」」

「沖縄の高校生のために」現地の職員の想い。

金城円

沖縄カタリバ職員
金城円

沖縄の子どもたちが、環境に左右されず、未来を思い描けるように…

そのために、私たちは、高校生に「カタリ場」を届けています。

2008年に学生団体からスタートした沖縄の「カタリバ」。
2014年に、沖縄の出身者である金城円(きんじょうまどか)が職員として参画し、沖縄の高校生に「カタリ場」を届けています。

なぜ沖縄にカタリ場が必要なのか。
金城自身の原体験と共にお伝えいたします。

県民所得は、全国最下位

データを見てみても、現在沖縄の県民所得は、全国最下位と位置づけられています。
また、子どもの貧困は、全国最下位という結果が出ています。

「癒しの島おきなわ」という代名詞で観光地と知られている沖縄で
このような事実がある中、現地に住む県民にとって心身共に癒しの島であると言えるでしょうか。

離婚率や失業率がかなり高いにも関わらず、沖縄の社会は、「共同体」と言われる言葉で社会の包括力がうまく機能してきました。戦後の遺族年金や国からの財政移転が祖父母世代の経済力を支え、子どもや孫の面倒を見る余力を与えているとも言われてきました。

しかし、非正規雇用の拡大で、世帯主は親を支える余力を失い、年金を削って家族の生活を支えてきた高齢者も、以前のようなゆとりを失いました。
「共同体」「ユイマール」などに象徴さえる社会的な関係性の豊かさは急速に失われつつあります。

そして、「貧困」という状態が、子どもを直撃しているのです。

私たちが「カタリ場」を届けている高校生においても、貧困という背景が影響し、沖縄県の「高校中退率全国3位」「高校進路未決定率全国平均の4倍」など顕著に出ています。

高校生が中退を選択してしまう現実

なぜドロップアウトしてしまうのか?それは、働かざるを得ない状況
にいるがために、自分自身の夢を諦めてしまうのです。
これは「根性がない」など、そのような精神論的なものではないと思っています。

実際に私の高校時代にもこのような課題を抱える友人がいました。
片親のため高校時代からアルバイトをして、奨学金を借りながら学校に通うのです。
その子は、子どもが好きなので、将来保育士になりたいと思っていました。

しかし、大学には行けませんでした。大学の入学費用すら準備することができません。
なぜなら家庭のためにすぐに働かざるを得ない状況だったのです。

私は、その子のことを心底尊敬しています。
同時に何も出来なかった自分自身がとても悔しかったです。

このように家庭を思いやり、誰に対しても優しい人だからこそ、
保育士となり、将来を担う子ども達と関わってほしいのです。

私は、あらゆる機会と情報でその人の人生というのは大きく変わるのだと思っています。
だからこそ、カタリ場を届けることで「生まれ育った環境に左右されずに未来は創れる」
と思える社会にしていきたいと思っています。

沖縄には、「命どぅ宝」という言葉があります。
命は何よりも大切なものです。この世に生まれて来た子ども達の将来の可能性を最大現に引き出し
子ども達が「未来を創れる」と思える。「生きることをあきらめない」誰もが暮らしやすい沖縄をつくることが私たちの使命だと思っています。

高校生の心に“火を灯す”授業「カタリ場」とは?

「カタリ場」とは、高校生の意欲を引き出すことを目指したキャリア学習プログラムです。
2001年に東京でスタートして今まで全国1000校、18万人に届けられてきました。

カタリ場では学生のボランティアスタッフが中心となって高校に訪問します。

「実は私も、高校生の時そうだったんだよね」
「福祉関係を目指したいって言ってたけど、どうしてそう思ったの?」

約2時間の授業で、高校生から「興味のある分野」や「進路についての悩み」の話を引き出し、
スタッフは「大学生活で熱中していること」や「高校の頃の失敗談」を語りかけます。

「一生懸命何かを頑張ることは、ダサくないとわかった。」
「こんなに自分のことを、話したのははじめて。うれしかった。」

“少し年上の先輩”との出会いによる憧れや安心が、彼らの心に火を灯します。

この出会いをきっかけに彼らが将来へ主体的な“一歩”を踏み出せるよう、
授業の最後には、高校生一人ひとりが「今日からできる小さな行動」を宣言。
スタッフと “約束”を結びます。

神戸で行われた、カタリ場の様子

対話を通して高校生が自分の可能性に気づけるように

カタリ場は、対話を通して高校生の本音を引き出します。高校生が自らの可能性を信じてもらうとともに、普段友達や、先生、親にも話せないような困難な環境や、抱えている課題などを研修を受けたボランティアが丁寧に聞いていきます。その中でこのような取り組みを行っています。

多様な選択肢を届ける

高校生時代は、「学校」や「家庭」などで会う身近な人以外に交流する機会はなかなかありません。
高校生時代にもっと多様な選択肢を知っていれば…。そんな思いを抱かせないために。
普段は会えないようなちょっと年上の先輩が自分の体験を語ることで、視野を広げるきっかけを提供しています。

実際にカタリバで生まれたエピソード

ある生徒は生徒自身の興味が学校外へ向いていて、高校を辞めようかと悩んでいました。
実際に高校を中退し、今は定時制の高校に通いながら働いているボランティアが、「学校は授業だけが大切ではないけれども、社会で生き抜いてゆく強さを勉強する所でもある。僕は今改めて学校で先生や友達から倒れても立ち上がる強さを教えてもらっている」と伝えました。
生徒は、先輩の話に共感し、学校になぜ行くのか、ということを考え、学校に行くために夜は早く寝てバイトも本気でやる、と決意しました。

貧困や不登校などの、困難の芽を発見する

高校生が抱える困難は、先生や友達に伝えるのはなかなか難しいことですが、利害関係のない少し年上のボランティアが対話をすることで生徒の抱える困難の芽を見つけることができます。

実際にカタリバで生まれたエピソード

ある生徒は、経済的状況で祖父世代から貧困の連鎖の渦中にいて、自分で高校に通う費用を稼ぎで高校に通っていました。 カタリ場で大学生の先輩の話を聞き、生徒は大学進学をしたいと決意。その様子を先生に伝えた所、先生方を始め学校としても大学進学を応援してくれました。その後、行政など様々なサポートを受け、生徒は無事に大学進学を実現しました。

認定NPO法人カタリバが運営

カタリ場は、認定NPO法人カタリバおよび全国の連携団体によって実施されています。

2001年の設立から、NPOカタリバが開始

NPOカタリバは2001年の設立以来、高校生へのキャリア教育活動を行ってきました。07年には東京都の教育支援コーディネーター制度の対象にもなるなど、行政・教育機関と協働しながらカタリ場を広げてきました。11年には宮城県・岩手県で東日本大震災で被災した子ども達のために、寄付・募金で建てられた放課後学校「コラボ・スクール」を設立するなど、活動を広げています。

名称 認定NPO法人カタリバ(認定特定非営利活動法人カタリバ)
本部 東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F  TEL:03-5327-5667 FAX:020-4665-3239
設立 2001年11月 (2006年9月に法人格取得)
役員 代表理事:今村 久美  常務理事:岡本 拓也
理事:酒井 穣、中原 淳、山内幸治  監事:久保田 克彦

メディア・表彰・寄付など、たくさんの評価・応援をいただきました

カタリ場の活動はたくさんの方々に認められ、内閣府・男女協同参画「チャレンジ賞」や「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」等を受賞。日本経済新聞やNHK、TIME(アジア・太平洋版)などでも取り上げられました。ベネッセコーポレーション様はじめ、多くの企業・個人にもご支援いただいています。

朝日新聞
朝日新聞
TIME(アジア・太平洋版)
TIME(アジア・太平洋版)
英治出版
英治出版

事業を安定的に継続させるため、組織・財務を整備

高校生に安定的・継続的に授業を届けていくため、組織体制や財務基盤を整備。専任の職員も雇用しながら、事業としての拡大を目指しています。NPOカタリバは、2013年に東京都から認定NPO法人にも認定されました。

  • B/S・P/Lのサマリーを公開
  • 職員・インターン生の集合写真

「諦めなければ、自分のやりたいこともできる。」

今まで沖縄で9,000人の高校生にカタリ場を届けてきました。

2008年の沖縄立ち上げから、7年。沖縄県内の高校21校,約9,000人の高校生に将来を考えるきっかけを届けてきました。

カタリ場を受けた高校生のアンケート結果

カタリ場の授業を通して、
進路選択や将来のイメージが
広がりましたか?
円グラフ1
これからの人生を通して、
さらに自分自身を伸ばし
高めていきたい
円グラフ2
目標達成のためなら、
難しい問題にも前向きに
取り組もうと考えられる
棒グラフ

参加した生徒からはこんな感想をもらっています。

感想

沖縄の大学生をはじめとした2500人のボランティアにもきっかけを届けています

また、カタリ場を届ける大学生は研修を必ず8時間以上受けて授業に参加します。自分を見つめ直し将来を考えるのは高校生だけではなく、きっかけを届ける学生や若手社会人にも、学びの場となっています。

又吉 貴裕先生

「様々人と協力して生徒の夢・目標の実現をサポートしていきたい」

沖縄県立石川高校 / 又吉 貴裕先生

沖縄でのカタヤビラ発足時にメンバーとして関わっていました。
日常では味わえない様々な人の体験談や大学生と腹を割って話す姿は教員の自分にとってはこの体験が高校生にとって非常に魅力的だなと思っていました。
カタリ場の授業は多くのボランティアが参加し、全員が思いを共にし授業を作り上げます。自分の学校でもカタリ場を行っているのですが授業をきっかけに変わっていく生徒を見て、自分一人でなんとかしようとするのではなく、様々な人たちと協力して生徒の夢・目標の実現をサポートしていきたいと思っています。

國吉 真穂さん

「自分の原体験を話して、生徒の背中を押せるように」

沖縄女子短期大学 / 國吉 真穂さん

授業に参加する前にボランティアは必ず、授業に参加するためのスキルを身に付けるために事前に研修を受けられるようになっています。
私が高校生から本音を引き出す研修に参加した時に、先輩ボランティアに「目標はある?」と聞かれたので小さい頃から持っていた「保育士になりたい」という夢を話しました。すると、次に聞かれたのは「どんな保育士になりたい?」ということでした。
今まで「どんな保育士になりたいか」について考えたことがなかったので、とても悩んでしまいました。自分がどうなりたいかを考えるきっかけをもらったことで、自分の中で答えが出てきました。
また、この悩んだ経験があったことで、「夢はあるけど具体的に描けない生徒」に出会ったときに自分の原体験も含めて話をして、高校生たちが将来を描くための背中を押せるようになっていると思います。

沖縄の高校生にきっかけを届け続けるために、今すぐご支援をお願いします。

カタリ場の担い手の多くはボランティアスタッフですが、安定的・継続的な運営のために、
沖縄事務所にフルタイムの職員を1人雇用しています。
一般の会社等と同様、人件費や事務所経費などの費用がかかります。


「カタリ場を実施してほしいが、校内では費用の捻出が難しい」という声もお聞きします。
そこで、沖縄でより多くの学校に、より継続的にカタリ場を届けるためにも
本団体の趣旨にご賛同いただき、何卒ご寄付についてご検討いただけませんでしょうか。

緊急

沖縄高校生応援募金のお願い
募金額
目標金額
25万円(11月1日 18時現在:0円/0名)
期限
2015年11月30日(月)まで

※期限後にご支援を検討されている方は、下記までお問い合わせください。
TEL : 03-5327-5667(認定NPO法人カタリバ・東京事務所:平日10-19時)

1,000円で、生徒1人に
授業を届けます
※生徒1人あたりの正規費用2,000円と公立高校の負担額800〜1,200円との差額(金額は税別)
5万円で定時制高校に
カタリ場を実施できます
※1校あたり生徒50人での実施を想定した正規費用と公立高校からいただく金額との差額
20万円で、普通高校に
カタリ場を実施できます
※1校あたり生徒200人での実施を想定した、正規費用と公立高校からいただく金額との差額

所得税の控除など、税制優遇を受けられます

運営団体のNPOカタリバは、東京都から認定された「認定NPO法人」です。
ご寄付は、所得税などの控除の対象となります。

例:10,000円を寄付した場合

・所得税:(10,000円-2,000円)×40%=3,200円
・住民税:(10,000円-2,000円)×10%=800円
→合計 4,000円の控除
  • ※東京都にお住まいの個人の方が、税額控除を選択した場合です。控除には限度額があり、実際の税額はケースにより異なります。
  • ※税制優遇を受けるためには、領収書が必要です。ご希望者に郵送しますので、申込フォームから住所などご登録ください。クレジットカードでのお支払いの場合は、カード会社から弊法人への入金をもって発行するように指導を受けているため、お申込から1〜2ヶ月ほどお時間をいただいています。

地域の先生やメディアからも評価いただいています。

沖縄カタリバは2008年にスタートし、今まで行政の方々や地元企業の方など多くの方から見守っていただきながら運営してきました。
地域の先生から、カタリバへのメッセージをいただいたのでご紹介させていただきます。

高校の先生方からメッセージ

「生徒ひとりひとりに丁寧に対応してくれる」

沖縄県立真和志高校 / 譜久村 史奈子先生

カタリ場のボランティアは、生徒たちの本音を引き出すために寄り添いながら真剣に対話の場を作ってくれています。時折、うまくカタリ場の班に入れない子もいますが、ボランティアがすぐに来てひとりひとりに丁寧に対応してくれます。カタリ場の授業後には生徒が親と進路について話す生徒も増えたと聞いております。親に自分の進路に対して意思表示できるようになったのは生徒たちの大きな一歩だと思っています。

「生徒・学生・先生が一緒に成長できる場所」

沖縄県立中部農林高校 / 名渡山 直子先生

カタリ場を初めて導入したのは2008年です。学年の全生徒に体験してほしいと考え、6クラス240名を対象に実施してもらいました。カタリ場の魅力は生徒一人ひとりに届くそのパワーだと思います。
教員同士で一番驚いたのは普段話さない生徒も、カタリ場のボランティアスタッフと話をしているときはとても生き生きして、表情もとても良いように思います。実際カタリ場導入後に進路室に通う生徒が増えました。先輩方のひたむきな働きかけが、素直に自分を表現しようとする生徒の姿につながっているのではないかと思います。生徒自身の可能性を広げ自らを高めていくためのきっかけにしてほしいと考え、転勤後もカタリバのパワーを活用させていただきました。

沖縄カタリバの活動は様々なメディアでも取り上げられています

新聞
「少し年上の先輩助言」
沖縄タイムス
2014・10・29
新聞
コラム連載「未来へいっぽにほ」
琉球新報社
2015・4・24〜
テレビ放送
「少し上の先輩と将来を考えよう 高校生に出前授業」
RBC琉球放送:THE ニュース
2014・10・23

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