「プロジェクトの進化・深化を発表!」川崎ワカモノ未来PROJECT⑫
認定NPO法人カタリバは、高校生や若者の「やってみたい」を応援しています。
そこで神奈川県川崎市と共に、3年前から取り組んでいるのが、高校生が川崎のまちを舞台に、自分でプロジェクトを企画し実行する「川崎ワカモノ未来PROJECT」(以下カワプロ)です。
2月3日(日)、ついに成果発表の舞台、「Vol.2ハナサクPresentation」が開催されました。
カワプロのキックオフは、昨年11月23日の「Vol.1ヒラメキLab」でした。
23人の高校生が集まって、それぞれ一人ひとつずつの自分のプロジェクトをスタートさせました。
そこから高校生たちは、メンターやアドバイザーと共に考え、話し、具体的に行動しながらプロジェクトを展開し、成果発表の舞台に臨みました。
プレゼンテーションの開始の4時間前。川崎駅改札に高校生と大学生メンターが集合。
会場の川崎市第4庁舎で、各自プレゼンテーションの内容の最終確認を行いました。
プレゼンテーション開始時間が近づくと、会場には高校生の発表を聞きたい!という参加者のみなさんがぞくぞく集まってきました。
高校生の家族友人はもちろん、大学生メンターの友人、川崎市の広報紙を見て興味を持ったという方も。
ヒラメキLabにアドバイザーとして参加した方が「その後どうなったのか気になって」と仕事の合間に駆けつけてくださったりもして、会場全体が熱気に包まれた所で、プレゼンテーションがスタート!
どうしても日程が合わずこの会場に来られなかった高校生も事前に作成した動画でのプレゼンテーションを発表。
3つのブースに分かれて、計15のプロジェクトが発表されました。
各ブースには川崎市職員、市内企業役員、都内中高生施設館長、カワプロ卒業生などゲストメンターが入り、ひとつひとつの発表に感想やアドバイスなどを伝えました。
すべての発表の後、各ブースから2プロジェクトを選出。
計6プロジェクトが、全参加者・全ゲストメンター向けに発表を行う第2部へ。
2部の発表に先駆けて、福田紀彦川崎市長から激励の言葉をいただきました。
市長がアメリカで高校生活を送っていた時、友人が「信号をもうひとつ設置したい」と考えて、その必要性を訴え、周囲の大人を巻き込み、行政を動かして信号の増設を成し遂げたというエピソードを披露。
「意思表示を通じて社会は変えられる。そう実感しました。その時の体験がなければ今の市長としての自分はいないと思います」と語られました。
すべての発表が終了し、現時点で「最も目標に近づいている」「川崎を盛り上げる」などの視点から川崎市賞、ベストプロジェクト賞が選ばれました。
もちろんこれは優劣ではなく、さらに各プロジェクトが深く、大きく進むためのひとつの指標としての評価。
参加高校生全員に、それぞれのがんばりを称え、これからのプロジェクトの進展を期待する内容の賞が送られました。
高校生たちのプロジェクトはここで終わりではありません。
川崎でどんな内容のプロジェクトが進みつつあるのか?
次回以降詳しくお伝えしていきます!!
▶︎Vol.1 ヒラメキLabの様子はこちらから
▼これまでのブログはこちらから
「アクションの成果発表に向けて」川崎ワカモノ未来PROJECT⑪
https://www.katariba.net/news/2019/01/24216/
「マイ(my)からアワー(our)へと進む」川崎ワカモノ未来PROJECT⑩
https://www.katariba.net/news/2019/01/24154/
「自分だけのプロジェクト、始動!」川崎ワカモノ未来PROJECT⑨
https://www.katariba.net/news/2018/12/24102/
「自分の中の声を形に」川崎ワカモノ未来PROJECT⑧
https://www.katariba.net/news/2018/12/24076/
「お互いを知る~緊張を乗り越えて」川崎ワカモノ未来PROJECT⑦
https://www.katariba.net/news/2018/11/24046/
「自分自身の想像を越える成長がある」川崎ワカモノ未来PROJECT⑥
https://www.katariba.net/news/2018/11/24024/
「活躍の場を提供したい~地域の大人が支える」川崎ワカモノ未来PROJECT⑤
https://www.katariba.net/news/2018/10/23970/
「今年はもっとサイコーなPROJECTにしたい~カワプロ卒業生の思い」川崎ワカモノ未来PROJECT④
https://www.katariba.net/news/2018/10/23949/
「関わる人すべてに力をくれる場」川崎ワカモノ未来PROJECT③
https://www.katariba.net/news/2018/10/23925/
「きっかけをもらう側から創り出す側へ」川崎ワカモノ未来PROJECT②
https://www.katariba.net/news/2018/09/23872/
「高校生が主役になれる街に」川崎ワカモノ未来PROJECT①
https://www.katariba.net/news/2018/09/23776/