【活動紹介】第14回カタリバ教育グッドプラクティスセミナー〜アクティブラーニング型「教科学習の意味」を発見する特別授業〜を開催しました

2015.12.16 事例紹介

授業挙手シーン
12月6日(日)、第14回カタリバ教育グッドプラクティスセミナーを開催しました。
今回のテーマは、「アクティブラーニング」×「総合的な学習の時間」。

 ・「教科学習の意味」を発見する授業
 ・「学ぶ」と「働く」のつながりを意識させる授業
 ・「今なぜ勉強するのか?」「教科学習は将来どう役立つのか?」を
  真っ向から生徒に考えさせる授業を行いました。

講師に酒井淳平先生(立命館宇治中学校・高等学校)をお招きして、キャリアガイダンスVol402で特集された「学ぶ意味」を考える授業をベースにした授業。アクティブラーニング型授業を体験しながら、なぜ学ぶのか、学ぶことを将来とどうつなげるのかについて一緒に考える時間となりました。

今回の教育グッドプラクティスセミナーの責任者であり、当日カタリバから運営スタッフとして参加をした三箇山が、当日の様子をレポートにまとめたものをご紹介いたします。

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酒井先生と受講先生シーン
12月6日(日)Slogan, Inc様の素敵な会場をお借りして、先生方(志望者)との勉強会「第14回カタリバ教育グッドプラクティスセミナー」を開催いたしました。師走の週末でしたが、当日は約80名の方がご参加くださり、始終話し合いの絶えない活発な会となりました。(冷房を入れるほどの熱気に包まれました)

「我が校は、明日から期末試験ですよ。」
「でも、試験前は部活動がないからこそ、今日は参加することができました。」
という会話から始まったこの日(全国の先生、いつも本当にありがとうございます!!)、北は宮城、南は福岡から、高校の先生をはじめ、教員志望(内定者)の学生、「来春、我が子が高校生に」というお母様もご参加くださいました。

講師巡回と受講先生ワーク2

今回のテーマは、「教科学習の意味」を発見する授業。講師には、現役の教員である酒井淳平先生(立命館宇治中学校・高等学校)をお招きし、ふだん生徒向けに実践している授業「なぜ学ぶのか?」を、‘まずは先生が受けてみよう’ということで、この日は教員向けに実施して頂きました。また、リクルート『キャリアガイダンス』の山下真司編集長も飛び入りで特別講師に。お二方の明快なファシリテイトのもと、3時間にわたる授業もあっという間でした。詳しい授業内容は、こちらをご参照ください。

「質問」「いいね!」コメント
「なんだか、まんまと自分の仕事に誇りを持たされました。」「いろんな立場の人(科目の違う教員、他校の教員、社会人、学生)と話せたのが、大変よかった。」「さっそく、入学直後のオリエンテーションに取り入れたい。」などの感想をいただきました。
 また、教員志望の大学生Aさんは、「先生方の熱い思いを聞けたことが一番印象的でした。改めて、教員を目指したいと思います。」と。(素敵な‘ナナメの関係’をありがとうございました!!)

セミナー後のランチ懇親会へもたくさんの方がご参加くださり、あちこちのテーブルから聞こえてくる教育談義に、私もカタリバ職員である以前に、いち市民、そして一児の親として、胸が熱くなりました。

今後も、先生方をはじめ、それぞれの立場の方々と共に、日本の子ども・若者のことを考え、信じ、働きかけつづけていきたいと思っておりますので、NPOカタリバをどうぞよろしくお願いします。

全体風景3
(文責:三箇山優花)

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今回のカタリバ教育グッドプラクティスセミナーも、多くの先生方そして未来の先生にとっての学びの場となっていれば幸いです。次回のカタリバ教育グッドプラクティスセミナーは、春頃を予定しております。カタリバのHPやSNSにて情報を配信させていただきますので、ご確認いただければと思います。

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