【キャストインタビュー】「どんな言葉が、相手に伝わるんだろう。」といつも考えています。

2015.7.30 事例紹介

カタリバには「キャリア・リテラシープログラム」というプログラムがあります。

このプログラムは高校2・3年生を対象に、進路選択についての理解・促進を促します。
学生を中心としたボランティアスタッフの進路選択経験を生徒と共有することで、意識の向上を目指します。

そのキャリア・リテラシープログラム(以下リテラシープログラム)の
インターンをしている藤條あかねさん(早稲田大学)が、ボランティアに
参加した経緯から、参加する中で学んだ事などを語ってくれました。

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■熱中できる場所を見つけた

大学の前期が忙しく、一息ついたので新しいことをやってみたいと思い
“NPO “や”子ども””教育”などと調べている中でカタリバに出会いました。

説明会に行くと想像していたのと全く違っていました。
ただ座って話を聞くだけかと思っていたら、カタリバの説明会では
自分がどう思っているのか、どう考えているのかをとても問われます。

また、説明会を運営しているのが大学生で、年齢はそんな変わらないのに
堂々と人前で話している姿に憧れました。

私は今まで熱中したり、没頭したりという経験がなかったので
ここでならそんな体験ができるかも!と説明会を通して感じました。

■大学進学を待ち望んでいた高校時代

高校時代はあまり学校が合わなかったので、大学こそは後悔しない進路を!
と思い、進路選択にはとても思い入れがありました。

高校まではみんな決まったことを勉強するけれども、
大学は自分のやりたいことを学ぶことができます。

納得度の高い大学選択をできるように自分で調べて、今の大学に合格しましたが、
一つ気がかりだったのがすべて自分で決めてしまい他の人に相談をしなかったことでした。

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■人に相談することで、選択肢が広がる

カタリ場で一番印象に残っている子がいます。その子は
大学への進学か専門学校への進学か悩んでいました。

大学に進むなら、自分が興味のある分野の英語だけ
専門学校に行くなら会計の資格をとるだけと決めつけていたのです。

リテラシー・プログラムを届ける中で、その子に大学に行っても
会計を学べることや英語で会計を学ぶということも伝えると、
様々な選択肢があると考えてくれるようになっていました。

選択肢はこれしかない。と高校時代に決めてしまうのは
とってももったいないことだと思います。

リテラシー・プログラムを高校生に届けることで、一人でも
自分の選択肢の視野を広げてくれるようになればいいなと思っています。

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■どんな言葉が、相手に伝わるんだろう

カタリバに参加する前は自分のことを話すというのがとても苦手でした。
話し合いをしている時も自分の考えが出てきても、
どのように伝えたらいいかわからず意見を言うのを諦めてしまっていました。

カタリバでの活動を通じて、せっかく考えたことも言わないと意味がない
と思うようになりました。意見を積極的に発言していくうちに、
発言することの怖さはなくなっていきました。
むしろ、意見を交換し合う楽しさの方が勝っていったように思います。

そして、この人はどんな言葉だったら伝わりやすいんだろう…
と考えるようになりました。

そして、今はリテラシー・プログラムに参加する、学生ボランティアスタッフの
サポートをしています。その人が本当に伝えたいことを聞き出し、それを
リテラシー・プログラムのなかで高校生にどう伝えるのか。

ボランティアスタッフと一緒に授業を作り上げていくことが、今とても楽しいなと感じています。

■ ■ ■

自分の弱みを克服したからこそ、他の人を心からサポートできると語ってくれた藤條さん。

カタリバでは研修なども設けているので、ボランティアとして
参加することがあなたの学びにもなるはず。

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