高校3年生189名の、小さな一歩

2013.7.02 事例紹介

私たちはいつも、カタリ場を実施する前と後で高校生にアンケートをとっています。
カタリ場のプログラムは、形のない”コミュニケーション”が主役。
だからこそアンケートを、カタリ場が高校生の心に火をつけられたのかどうかの
指標の1つとしています。

まだ気候も穏やかだった5月の上旬、
39名のカタリ場キャスト(ボランティアスタッフ)が
ある高校の3年生にカタリ場を届けてきました。

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カタリ場実施前と後でのアンケート結果の変化を、一部ご紹介します。

「自分は価値のある人間だと思う」23% → 31%
「将来や進路のことを誰かと本音で話したい」29% → 45%
「将来や進路のことを話すのが楽しい」17% → 30%

少しずつではありますが、大学生の先輩と話すことで
自分の良さに気づいて自信を持つことができたり、
進路選択についてポジティブに向き合うきっかけを
作ることができたのではないかと思います。

そして、私たちが何より大事にしているのが、
心に火のついた高校生が「これから行動したいと思えたかどうか」。
カタリ場の授業中に火がついただけではもったいない。
その火が日常に活かされてこそ、意味があります。

「まだチャンスは残ってるんだと気づいた。」
「とにかく行動すること。行動することで変わる。」
「自分じゃ分からないところを先輩が見つけてくれた。」
「なかなか進路について迷ってたけど話してスッキリした。
 やりたいことを勇気出してやってみようと思った。」

参加した高校生からは、こんな感想ももらいました。

高校3年5月。勝負の夏は目前です。
カタリ場が、彼らが一歩踏み出すきっかけになればと願いながら、
39名のキャストが届けた120分。

コミュニケーションという、形のないものだからこそ。

高校生の心に火をつけることができたかどうか、
しっかりと振り返り、そして次につなげていく。
そんなサイクルを大切にしながら、高校生によりよいきっかけを届けるために
今日もカタリバは一歩ずつ、前に進みます。

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