【メルマガ】夏休みに高校生が描いた、「復興への未来図」

こんにちは、NPOカタリバ山内です

相変わらず残暑が続いていますが、夕方、
陽が落ちる時間が少しずつ早くなってきていますね。

夏の終わりを感じながら、今号でお伝えするのは、
暑い盛りの8月上旬に行われたキズナハイスクール。

女川や大槌、全国の高校生たちが、職場体験やワークショップで、
「復興の未来図」を考え、発表した夏合宿についてです。

※本号の内容は、ハタチ基金のご支援者の皆様に、
 メルマガでお届けした内容と一部重なっています

——————————————————————————————————

【お知らせ】女川向学館を、映像でご覧ください!
 
 「いいね!JAPAN ソーシャルアワード」に
 女川向学館を取り上げて頂きました。

 子どもが元気に動き回る様子、保護者から見た向学館、
 先生の想い・・・素敵な映像でご覧になれます!
 
 http://iine-japan.f-navigation.jp/socialaward/pickup/pickup_article19.htm

——————————————————————————————————

 「10年後、僕は小学校の先生になっている。
  その中で、イジメについてしっかり考えられる
  クラスを作っている。自分の受け持った生徒たちは、
  自分と他人の価値観が違うことや、
  それを、受け入れることなど知ってほしい」

 合宿のなか、あるワークショップで生徒の一人が書いた
 「未来の復興の絵図」からとりました。

 「いつかは流された保育所が直っていて、
  子どもが自分の感情を自由に表現できる場所が
  今よりもっと増えているといいな!」

 「高校、大学を卒業し、一級建築士の資格をとり、
  そこから女川の復興に関係して、
  前の女川にはない建物を建て、
  いろんな国の人が惹きつけられるようなものをつくり、
  今までにないくらい女川を盛り上げたい」

 建築士や保育士、マンガ家、教師など、それぞれが
 自らの夢を、未来の復興と重ね合わせて表現しました。

 キズナハイスクールでは、ご協力いただいた企業様などを
 高校生たちが訪問。職場体験などさせていただきました。
 
 <キズナハイスクールとは?>
  http://www.katariba.net/k-news/12110.html

 「一歩先を行く“先輩”と出会い、
  刺激を受け、“憧れ”を抱くことで、
  目標へと向かう心に“火がつく”」

 カタリ場の授業で体現しているのと同じ思いのもと、
 社会の第一線で活躍しているオトナたちと
 交流をさせてもらう機会を得ることで、、
 生徒たちには、さまざまな変化がありました。

 女川・大槌、そして、東京はじめ全国から集まった
 高校生たちが班を組んだため、最初の話し合いは、
 ぎこちないものだったそうです。

 「関東の高校生には被災地の現実なんて
  わかるはずがない・・・」

 そんな言葉も漏れたように、震災を直に体験した高校生と、
 他の生徒たちには、「復興」という言葉へのズレがありました。

 「関東にいると、経済は回復しているように見えるかもしれないけど、
  被災地には経済を活性化させる“人”がいなくなっている」

 「私たちにとって、復興は町に活気が出て人が戻ること」

 「また海で泳いだり、鮭まつりとかもやれる町に
  戻っていてほしい」

 そのズレをどうしようかとスタッフが集まっている間に、
 いつの間にか、高校生同士の話し合いが進んでいました。

 「町の中心に家がたくさんあって、他のところには
  負けないくらい元気のある町にしたい!」

 「地元の人も、他の県から来てくれた人も皆、
  笑顔でありたい」

 「笑顔は、みんなを幸せにする力がある」

 最初は、あまり話すことのなかった生徒も、
 震災の被害を直接は受けなかった地域の生徒も、
 主体的に議論に参加し始めました。

 「ただ元通りに戻る“復旧”ではなく、“復興”とは何か?
  そのために、自分たちは何ができるのか?」

 何度もぶつかり、本音で話し合うことで、
 認識のズレが少しずつ消えていきました。

 誰もが、“他人ごと”ではなく“当事者”として、
 復興と、自分の未来を重ね合わせました。

 「私たちには、キズナがうまれました。
  流行している絆という言葉とは違います。

  同じ方向を向いて復興に向かう“一生モノのキズナ”です。
  このキズナで日本中を繋いでいくことはできないでしょうか」

 最終発表会では、こんな力強い言葉も聞かれました。

 ※最終発表会の様子は、動画にも残っています。
  http://www.ustream.tv/recorded/24551164

 > > >

 「自分たちも、復興に役立てるようになりたい」
 「支援ばかりされる側を、早く卒業したい」
 「新しい町をつくるため、僕たちは今勉強する」

 キズナハイスクールは、このように話す
 女川町・大槌町の子どもたちにとって、
 視野を広げる機会となったのだと思います。

 震災という大きな試練を乗り越えた彼らが、
 「成長した。こういう自分になった。」
 そう語ることができるように。

 それぞれが思い描いた“未来”を、
 自分たちの手で形創っていけるように。

 カタリバは、学校や行政、企業の方々などと連携しながら、
 彼らのチャレンジに“伴走”していきます。

 一つでも多くの未来図が実現するよう、
 皆様も引続き、応援いただければ幸いです!

 【震災後、一人ひとりの寄付でできた放課後学校】
  — コラボ・スクールの子どもたちを、ご支援ください! −
   http://www.collabo-school.net/1year/

> > > 最近のカタリバのニュース

 ・9/7 カタリ場のボランティア・スタッフの説明会を開催します
   http://www.katariba.net/k-event/event-sj/8890.html

 ・「無印良品の募金券」に、寄付先として掲載いただいています
   http://www.muji.net/store/cmdty/donation/

 ・女川一中・二中の合同運動会が行われました
  http://www.collabo-school.net/?p=4292

 ・大槌臨学舎では、「読解力講座」を開いています
  http://www.collabo-school.net/?p=4234

 ・コラボ・スクールでは長期ボランティアを募集しています
  http://www.collabo-school.net/?page_id=1318

 → 最新情報はTwitter/Facebookで!ご登録お願いします

  ▼ Twitter
   https://twitter.com/#!/katariba

  ▼ Facebook
   http://www.facebook.com/katariba

 → NPOカタリバの活動にご興味のある方は、ぜひご登録ください。

 配信を希望される方は、下記のフォームにメールアドレスを記入し、
 送信ボタンを押してください。

<編集後記>

↑のニュースで載せた「無印良品の募金券」。

ご支援いただいた良品計画様の社員の方々と私が
「対談」させてもらった記事が掲載されています。
http://www.muji.net/lab/report/120824-dialog-01.html

広報として、他のスタッフが取材されるよう
発信するのは慣れてますが、自分が取材されて、
写真も載ってしまうのは、恥ずかしいものです。。

よろしければ、ご笑覧ください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
http://www.katariba.net/

【文責】 山内 悠太

 − サポーターとしてのご支援ください −

  月1000円からの復興教育/キャリア教育支援
  http://www.katariba.net/donation/9370.html

※本メールは、NPOカタリバのメルマガにご登録いただいた方、
 会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
 配信解除は、以下よりお願いいたします。

 http://sfml.jp/?c=26949&o=00Q10000005gcR9EAI&v=ceedc918

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【寄付募集中】高校生に「カタリ場」を届けるための費用が不足しています

生徒の将来のために「カタリ場」を導入したくても予算の問題で断念する学校も。1,000円で1人の生徒に授業を届けられます。高校生の未来を支えるため、応援のほどお願いいたします!

【学生の方へ】高校で出張授業を行う教育ボランティア募集中!

高校生と将来について考える授業「カタリ場」を届ける仲間を募集中です。教育現場で新しいチャレンジをしたい方、お待ちしています!