プログラム

カタリ場プログラム-test

「カタリ場」とは、対話を通して高校生の意欲を引き出すことを目指す、キャリア学習プログラムです。「悩んでもいいんだ」「自分もこんな大人になりたい」と思える出会いをきっかけに、彼らが主体的な“一歩”を踏み出せるよう、年間100校以上で授業を行なっています。

自己肯定感・学習・進路意欲に火を灯す 自己肯定感・学習・進路意欲に火を灯す」
対象学年 高校1年生~3年生
時間 90~150分程度
場所 体育館 ほか
生徒数 100~300名程度(1学年)
スタッフ 20~60名程度(生徒数によって変動あり)
教科 総合的な学習の時間、進路、ロングホームルーム、産業社会と人間、人間と社会、特別活動、オリエンテーション、その他(PTA講演会、課外授業)ほか

高校生の72.5%が、「自分はダメな人間だと思う」

「自分に人並みの能力はない」 44.3%、「自分はダメな人間だと思う」72.5%。
明日を担う高校生の現状は、このような“ 自己肯定感”の低さによって特徴づけられます。このような現状に悩む高校に導入いただいているのが、カタリ場の授業です。

こんな先生方へおすすめ

対話を重視した、アクティブ・ラーニング形式の授業

カタリ場は、ナナメの関係にあたる学生や社会人と、体育館で車座になって対話することによって、高校生の心に「火を灯す」、アクティブ・ラーニング形式の授業です。高校生の意欲を引き出し、将来への行動へと動機付けることを目的としています。

【自己理解】対話×ワーク

【自己理解】対話×ワーク イメージ

日常生活のこと、進路や悩みなどを質問していくことで、生徒が好きなこと・嫌いなことを自ら言語化するとともに、将来の目標や漠然とした不安などを引き出していきます。生徒の自己理解を促します。

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【情報収集】先輩の話

【情報収集】先輩の話 イメージ

先輩の紙芝居形式のプレゼンテーションを聞きます。高校時代の話、今打ち込んでいることや目標、進路選びの失敗談や後悔など、内容はさまざま。多様なロールモデルに触れ、「なりたい姿」の具体例を見つけます。

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【目標設定】「約束」の時間

【目標設定】「約束」の時間 イメージ

授業での発見や意欲を、具体的な行動につなげるために、「約束」としてカードに書き込み、グループの中で宣言します。先輩や友人らと「約束」をすることで、授業の興奮を日常生活につなげます。

授業で使っている教材

ワークシート

生徒が思いを書き込んだワークシート

紹介シート

「先輩の話」紹介シート

生徒が自ら”将来”を語りはじめ、進路・学習意欲が高まります

主に「進路」や「総合的な学習の時間」の授業の一環として導入いただいている、出張授業「カタリ場」。先生方からは「生徒の学習意欲が高まった」「自ら将来について話し始めるようになった」など評価をいただいています。

授業を導入いただいた先生方の声

「約50名ものスタッフが、共通の認識と熱意をもって臨んでくれた」

宮崎 多美子 先生

東京都立若葉総合高等学校

総合的な学習の時間「課題研究」のテーマ決めを、カタリ場に組みこみました。綿密な打ち合わせやワークシートの作成、動きの準備など、スタッフは相当大変だったと思います。それでも、学生リーダーとの打ち合わせ内容が約50名のスタッフに伝わり、リーダーと同じような認識と熱意を持って生徒と接していたことが印象的でした。その甲斐あって終了後、授業がスムーズに進んだのはもちろん、生徒のアンケートでは、テーマ決めと授業の満足度が高い数値が出ました。これからもカタリ場と生徒の関係を考えながら、生徒の将来にいい影響を与えられるようにできたらと思います。

▶ 先生方の声を見る

授業を導入した先生の声

・ 「進路や上級学校ことを、生徒自ら質問するようになった」(茨城県立W高校 進路指導主事)

・ 「進路指導室に生徒が通ってくるようになった」(埼玉県立G高校 教員)

「高校生活の過ごし方を変えようと思う」31.4%増など、意識の変化

カタリ場のプログラムは、対話によるコミュニケーションという形のないものが主役だからこそ、授業の前後に生徒にアンケートに答えてもらい、意識や行動の変化を定量的に測定しています。

アンケート事例:東京都立大崎高校

大崎高校では夏休み前の6月、高校2年生に対して、これからの進路選択に向けて残りの高校生活の過ごし方を考える機会として、カタリ場を実施しました。

効果1:進路選択に向けた意識の変化

  • 「自分の未来は自分で動けば変えられると思う」 授業実施後、86.6%の生徒が「はい」と回答
  • 「自分のなりたい理想像がある」と答えた生徒が23.4%増加
  • 「高校生活の過ごし方を変えようと思う」と答えた生徒が31.4%増加

効果2:進路選択に向けた行動の変化

  • 「より納得した進路選択をするために取り組んで いることがある」と答えた生徒が15.2%増加
  • 「先生に進路選択について相談した」と答えた生徒が8.7%増加

授業を受けた生徒の感想

・ 「カタリ場の授業を受けて、進路選択の真剣味が増した」92%(東京都立校高2)

・ 「大学や専門学校についてもっと知りたくなった」96%(神奈川県私立校高2)

年間100校以上で、授業を導入いただいています

カタリ場の授業は、全国の高校で年間100校以上に導入いただいています。「文理選択の手助けとして」など、導入校によって活用例はさまざまです。ご興味のある高校の先生からの、お問い合わせをお待ちしております。

導入テーマ例

・ 「キャリア教育」「ライフ・プランニング」「学校生活の目標設定」「自己理解・他者理解」「コーチング」「コミュニケーション練習」「中退予防」

・ 「進路選択の準備学習」「職場体験等の振り返り学習」ほか

年間計画の中での活用法

文理選択/科目選択の手助けとして

「数学が苦手だから」「社会の点数が悪いから」といった目先の価値観にとらわれず、先輩との対話を通して未来のための文理選択/科目選択を考えます。

実施高校 東京都立A高校
実施時期 1年生の2学期(選択決定前)
実施授業枠 「産業社会と人間」の授業
能力目標の主眼 自己理解能力

夏休みの目標設定として

夏休みは将来の自分を探るための貴重な機会です。1ヶ月でできるチャレンジを、カタリ場で目標設定します。

実施高校 東京都立B高校
実施時期 1年生の夏休み前
実施授業枠 「総合的な学習の時間」の授業
能力目標の主眼 計画実行能力、自己理解能力

【寄付募集中】高校生に「カタリ場」を届けるための費用が不足しています

生徒の将来のために「カタリ場」を導入したくても予算の問題で断念する学校も。1,000円で1人の生徒に授業を届けられます。高校生の未来を支えるため、応援のほどお願いいたします!

【学生の方へ】高校で出張授業を行う教育ボランティア募集中!

高校生と将来について考える授業「カタリ場」を届ける仲間を募集中です。教育現場で新しいチャレンジをしたい方、お待ちしています!