こんにちは、NPOカタリバ山内です。
寒い日が続くと、春が待ち遠しくなりますね。
4月8日。年末にお知らせしたとおり、子どもたちのための
チャリティラン「パラカップ」にカタリバも参加します。
http://www.paracup.info/
ボランティアの募集はキャンセル待ちになってしまいましたが、
ランナーはまだまだ募集中。
心地よい春風のなか、多摩川の河川敷にて、
子どもたちのための小さな一歩、踏み出してみませんか?
エントリーは以下よりお待ちしています。
http://www.paracup.info/information/entry.html
> > > > > > >
さて皆さん、「定時制」という言葉、
聞かれたことあると思います。
昼間は働くなどしている生徒さんが、夜間に通う
定時制の高校。そこでも、“カタリ場”は行われています
私たちが一般に思い浮かべる「高校」(全日制)と比べて、
生徒さんの悩みはさまざま、というケースも。
今回はその定時制の生徒さんの話を中心に、
大学生キャスト、「たっくん」に話を聞かせてもらいました。
(高校生との距離を近くするため、カタリバではニックネームで
呼び合う習慣があります)
■
ある県立高校の、夜間部での授業のことです。
終了のチャイムも鳴った最後の最後に、ある生徒さんが、
たっくんのもとに歩み寄ってきてくれました。
少し前に、たっくんの“先輩の話”を聞いてくれた
女子生徒さん。
よく見ると、泣きはらした目をしていました。
「どうしたのだろう?」
そう思いながら話しかけると返ってきたのが、
「私も同じこと言われたから、すごく気持ちわかりました」
という答え。
何のことだろう?さらに質問したたっくんが
彼女から聞き出した「同じこと」とは、
「おまえなんか、いらんわ」
というショッキングな言葉でした。
■
“先輩の話”でたっくんが話したのは、
大学に入学した頃の話
高校時代は、「服装もダサくて、女の子からも人気がなくて」
引きこもっていた、と控え目に言うたっくん。
“リア充”になろうと決めていた大学生活。
彼女もできて、テニス部にも入って、息の合った仲間と
思いっきりキャンパスライフを楽しんでいました。
でもやっぱり、体育会の部活と大学生活の両立は大変。
「大切にしたいのは、彼女との時間」と
悩んだ末に、部活をやめる決意を、慕っていた
先輩に伝えました。そこで返ったきたのが、
「おまえなんか、いらんわ」
というショッキングな答えでした。
■
「部活にいる間は、あんなに優しくしてくれて、
“一緒にやろうよ”と言ってくれた先輩なのに、
こんなにも態度が変わるのか・・」
その後たっくんは、部活をやめてまで大事にした彼女にも
フラれてしまいます。精神的に“どん底”になり、
大学にも行けず、引きこもるようになったそうです。
そんなときに出会ったのが、ある学生団体。
弱い部分を見せても、受けいれてくれ、
ありのままの自分を認めてくれる仲間たち。
たっくんはようやく、立ち直ったといいます。
■
「その人だけに、こだわらなくてもいいんじゃないかな?
大事にするべき人って、周りで他にもいるかもしれない」
そんなメッセージを伝えたところ、
話の後に泣き出す生徒さんも何人かいたそうです。
友達との関係、家族との軋轢、恋人への想いなど、
一人ひとりのシチュエーションに置き換えて、
感極まってしまう生徒さんが多かったのでしょう。
授業の最後に歩み寄ってきてくれた、
冒頭の女子生徒さんもその一人。
彼女も同じように、中学の頃にいじめを受けて、
友達から、「おまえなんかいらない」と
言われたそうです。
■
話を聞きに行くまでは、お笑いのテレビや、「テニスの王子様」など
軽い趣味の話も含めて盛り上がっていた彼女の班。
たっくんの話を聞いた後、泣きながら戻ってきた彼女に、
班の先輩が声をかけると打ち明けてくれたのが、
いじめられた体験でした。
「自分がすべて否定されたように感じて、
『自分なんか必要ない人間じゃないか』って
つらくて死のうかなと思って、でも親のことを考えたら、
そんなことも言えなくて・・・」
1つの衝撃的な言葉がきっかけで、負の過去を思い出した彼女。
「すごくつらくて、やっぱりまだ引きずっていて、
でも、同じような過去を乗り越えて、
今、前向きに生きている先輩がいるって勇気付けられて」
■
「つい彼女は、自分を否定することに慣れてしまっています」
彼女を担当した班の先輩が、先生への引継ぎシートに残した言葉です。
今は高校生活も楽しいし、
「昔は他人を信じられなかったけど、今では信じられる」
つらい過去も「いい経験だった」と力強く話してくれたものの、
アルバイトの面接に落ちるたびに
「私なんてダメだ・・・・」と思ってしまう彼女。
バイトへの応募のため電話をかけるのも怖くなってしまった、
という彼女が、班の先輩と一緒に立てた行動目標は、
「アルバイトにもう一度、応募してみる」
面接に落ちて否定されたり、結果聞いたりするのは怖いけど、
一歩踏み出してみる。そんな決意を“約束”した彼女。
ワークシートにも、「後悔せずに生きようと思った」
「他人に流されず、自分の意思で生きようと思った」
と力強く書いてくれました。
■
「自分はダメな人間だと思う」 65.8%
「自分は人並みの能力がない」 46.7%
「自分が参加しても社会は変わらない」 68.3%
高校生を対象としたアンケートで、このような結果が出ています
(「中学生・高校生の生活と意識」財団法人日本青少年研究所 2009年2月より)
いじめにあっていた人、昔やんちゃをしていた人、
片親の人、学費を自分で稼いでいる人、・・・
定時制の高校には、全日制高校にも増して、
さまざまな生徒さんがいます。
「大事にしているのは、とにかく話を聴くこと」
たっくんは言います。
■
派手な服装をして、友達とキャッキャ話して、
一見楽しそうにしていても、表面的な話だけでなく、
マジメな話をできる友達は、意外に周りにはいない。
かといって、先生や親にも相談できない・・
そんなとき、「利害関係のない、身近な先輩という
ポジションが機能している」のかもしれません。
“自己肯定感”をもてずにいる高校生たち一人ひとりから、
良いところを引き出し、言葉に出して認め、
自信を持ってもらう。
“カタリ場”の授業が、そんな機能も担えるようでありたい、
とスタッフたちは日々、授業の現場に向かっています。
【募集】
~ あなたの1000円/月が、高校生10人の“未来”を変える ~
たまたま入った学校、生まれ育った地域、小さな頃の家庭環境…
私たちは、“環境”に大きな影響を受けて育ちます。
教育の格差、機会の不平等・・・どんな環境にいる
子どもたちでも、将来に向けて意志ある1歩を踏み出す
“きっかけ”さえあれば、異なる未来を創れるはず。
すべての高校生に“カタリ場”を届けるために。
私たちの活動をご支援くださるサポーターを募集しています。
<詳細・お申込> http://www.katariba.net/heart/
<編集後記>
前号にてお伝えした、「大槌臨学舎」の開校式。
無事に終了いたしました。応援のメッセージ、
ご寄付などいただいた皆さま、ありがとうございました。
臨学舎の開校、嬉しいことに日本経済新聞など
さまざまなメディアでも、取り上げていただきました
http://www.katariba.net/k-news/9595.html
現地はだいぶバタバタしてしまっていて、
まだ様子をお伝えできていないのが大変恐縮ですが、
レポートが出来次第、下記のTwitterやFacebookで
お伝えさせていただきます!
https://twitter.com/katariba
http://www.facebook.com/katariba
ちなみに、先週末には東京・東北の全職員、
学生リーダーの希望者が集まって、
四半期に一度の「全体会議」を行いました。
その様子も、↑のFacebookページにあげております。
よろしければ、ご覧ください!
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
http://www.katariba.net/
【文責】 山内 悠太
- サポーターとしてのご支援ください -
あなたの月1000円で、10人の高校生に
“未来を変える”教育機会を届けられます。
http://www.katariba.net/donation/9314.html
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高校生へのキャリア学習プログラム「カタリ場」や、被災地の子どもたちための
放課後学校「コラボ・スクール」など、教育現場で起こっている事例を、
メールマガジンでお届けしております。
・発行頻度:月2回程度
・配信者数:約5500名(2011年12月現在)
・バックナンバー:下記をご覧ください
NPOカタリバの活動にご興味のある方は、ぜひご登録ください。
配信を希望される方は、下記のフォームにメールアドレスを記入し、
送信ボタンを押してください。
こんにちは、NPOカタリバ山内です。
すっかり遅くなってしまいましたが、
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
> > >
新年早々ですが、嬉しいご報告から。
カタリバは昨年夏から、被災地の放課後学校“コラボ・スクール”を
宮城県女川町で運営してきましたが、
その第2校目として、岩手県大槌町で「大槌臨学舎」
(おおつちりんがくしゃ)を本開校できることになりました。
<詳細> http://www.katariba.net/k-news/9516.html
ご支援・ご声援いただいている皆様に、改めて感謝申し上げます!
さて12月13日から仮開校して、一部授業を始めている臨学舎。
「はたして生徒さんは、来てくれるだろうか??」
不安に思いながら、準備を進めていた現地スタッフを
勇気付けてくれたのは、地元の保護者の方から
いただいた、あるメールでした。
■
「私たち親は、子どもよりも、この日が来ることを
待ち望んでおりました!」
↑の想いをつづってくれたのは、中学3年生の母親の方。
夏から私たちが準備を進めていた教育支援の話を耳にされて、
「今か今か!」と待っていてくださっていたらしいのです。
「HPのナナメの関係、女川向学館も拝見し、
羨ましくも感じていましたよ~」とも。
12月に行った、中学3年生の保護者向け説明会には、
大槌町全体の中3の生徒数が約140名というなか、
総勢80名近い保護者の方々が来場されました。
http://www.collabo-school.net/?p=1299
入校を希望する保護者の方は、説明会や個別面談で、
「女川の子どもたちのことをニュースで見ていて、
うらやましかった」と口々におっしゃっていたそうです。
■
私たちの予想以上に、ここまで沢山の地元の方々から、
待ち望んでもらっていた臨学舎の開校。
この背景には、大槌町のどんな状況があったのでしょうか?
岩手県大槌町は、釜石市の隣にある三陸沿岸の町です。
全人口12619人のうち、震災による死者・行方不明者は1307人。
住居倒壊率は64.6%と被災地で3番目に高く、
町庁舎も津波で崩壊するなど、震災で壊滅的な被害を受けました。
仮設住宅内での勉強は集中しづらく、スペースの確保や
学習机など子どもたちへの学習支援が必要。
(「大槌町の教育状況調査」より)
家庭の経済状況や交通機関の悪化により、
進学をあきらめる生徒が出ることも予想されています。
■
臨学舎の校舎がある「上町ふれあいセンター」の前も、
住宅街が飲み込まれ、今は何もありません。
「震災があったから、受験に失敗した」
「夢をあきらめた」「志望校に行けなかった・・」
そんな想いは抱いてほしくない、とまずは受験を控えた
中学3年生に絞ってスタートした大槌臨学舎。
仮開校を迎えた当日には、その上町ふれあいセンターの
机が足りなくなるぐらい沢山の生徒が集まりました。
「これまで勉強できなかった分を取り返したい」
「ここで集中して勉強して、消防士になる夢を叶えたい」
いろいろな思いを持って、年末年始も勉強に励んでいます。
http://www.collabo-school.net/?cat=8
■
「生徒たちの心は確実に勉強、そして
受験へと向き始めている手ごたえを感じます。」
学習指導ボランティアの村上さんが、
そんな力強い言葉とともに、子どもたちの様子を
レポートしてくれたので、最後に紹介しますね。
> > >
単語力の低さを改善するため、「満点取るまで帰れない」
と実施した冬休み明けの単語テスト。
ある中3の男の子は、最初は半分も点を取れず、
やり直しをしても、満点が取れないまま
帰りのバスの時間になってしまいました。
「どうする?今日は帰る?」と声をかけたら、
「残ってやります」と一言。
英語は苦手、自覚していて、英語の授業になると
途端に集中力が下がっていた彼も、
この日は、都合6時間も単語の勉強をし続けたところ、
最終的には9割まで点が取れるように。
「明日も、自習室に来ます」と帰っていきました。
これまで自習室に来たことは一度もなかったのに、です。
■
単語テストに大苦戦した女の子が、もう1人。
最初は半分も点を取れなかったけど、ひたすら
単語の書き取りを続けて、最後にはほぼ満点が
取れるようになりました。
お母さんが迎えに来たので渋々席を立ちましたが、
「満点取って帰りたかった」とポツリ。
それでも、数時間の勉強で得点が一気に上がったことで、
「勉強時間を増やせばできるようになる」という手応えは
つかんだ様子。今後の追い上げが楽しみです。
> > >
大槌臨学舎では、本開校を記念して
1月23日に開校式も行います
http://www.katariba.net/wordpress/wp-content/uploads/2012/01/120118pressrelease_j.pdf
生徒たちの、将来への「約束」(決意表明)の宣言も
行われるそうで、楽しみです。
高校受験まで、あと2ヶ月を切りました。
宮城県女川町、そして岩手県大槌町で勉強に励む子どもたちを、
ぜひ皆さんも温かくお見守りいただければ幸いです!
【寄付のご案内】
震災で家や塾を流され、勉強する場所を奪われた
子どもたちのために、被災地の放課後学校
「コラボ・スクール」を運営しています。
寒い中、受験に向け勉強を頑張る子どもたちを、
応援お願いいたします。
<詳細・ご寄付> http://www.katariba.net/collabo/
<編集後記>
冒頭で紹介したお母様からは、↓の嬉しい言葉もいただきました!
「震災以来、全国のみなさまにたくさん助けていただき感謝の毎日です。
いつか私も子どもも、どなたかの力になれるよう…
ペイフォワードして行きたいと思っています。」
コラボ・スクールは、“寄付”によって成り立っている学校です。
大槌臨学舎の設立にあたってご支援いただいた
バンクオブアメリカ・メリルリンチ様(Give2Asia財団様)、
新日本有限責任監査法人様はじめ、ご支援いただいた皆様、
そしてNPOカタリバやハタチ基金にご寄付いただいた皆様に
改めて御礼申し上げます!
■ 被災地ボランティアのご案内 ■
「女川向学館」「大槌臨学舎」では、受験を控えた中学3年生に
学習支援を行う短期ボランティア(2月~3月)を募集しています。
将来教員を目指している方、被災地での新しい教育の取組に
関わりたい方はぜひご応募ください。
< 詳細・お申し込み >
http://www.collabo-school.net/?page_id=1318
■ 講演のご案内 ■
カタリバ職員の山崎菜々美が、2月4日(土)に
十文字学園女子大学で講演をいたします。
『若者の「つながり」をつくるNPOカタリバの10年
-学校に社会をとどける活動とは- 高校・大学編』
高校・大学の教員、キャリア・進路指導関連の方など、
どうぞご参加ください。
< 詳細・お申し込み >
http://www.katariba.net/k-event/event-sj/9475.html
■ 1日ボランティア@東京のお誘い ■
カタリバも共催団体となったチャリティーラン「PARACUP」では、
当日運営を手伝ってくださる方を募集しています。
子どもたちを支援するため、“給水”や“応援”などで
楽しみながら、1日ボランティアをしませんか?
4/8(日)@多摩川河川敷、ご都合つく方はぜひご登録ください!
< 詳細 >
http://www.paracup.info/information/volunteer02.html
< お申し込み >
http://www.sportsentry.ne.jp/event.php?tid=28788
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
http://www.katariba.net/
▼Twitter http://twitter.com/katariba
▼Facebook http://ja-jp.facebook.com/katariba
【文責】 山内 悠太
- サポーターとしてのご支援ください -
あなたの月1000円で、10人の高校生に
“未来を変える”教育機会を届けられます。
http://www.katariba.net/heart/
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※12月27日に配信したメルマガを転載いたします
こんばんは、NPOカタリバ山内です。
あっという間にクリスマス、そして年の瀬ですね。
今年最後のメルマガをお届けいたします。
今回話を聞いたのは、高校生との「カタリ場」を担当する
学生職員の横山雄斗。(キャストネーム:てっぺい)
「嬉しい報告があったんです」と見せてくれたのは、
授業を受けた高校生と大学生が交流する、
インターネット上の掲示板の書き込みでした。
「三年生になって
大学も決まりました(⌒▽⌒)
児童学科に進むことにしました!
これで無事保育士の卵です(=^x^=)
あのときいろいろ話聞いてくれて
ほんとにありがとうございました!」
そんな嬉しい報告をくれたのは、
2年前に「カタリ場」を受けた生徒さん。
てっぺいさんが担当した班の、当時1年生の女の子でした。
■
2年前。体育館でてっぺいさんと班を組んだのは、女の子6人
元気な子たちで、初めは仲良くなるために、
テレビ番組や恋愛のことなど、たわいもない話で
盛り上がっていました。
徐々に進路の話も聞いていくと、生徒さんの多くは、
なんとなく「大学には行きたいな」と思っていて、
でも、「何がやりたいか?」やそのために
「どうすればよいか?」は明確になっていない様子。
高校生活の“今”が楽しくて、
でも、“未来”の大学生活にはリアリティがない・・。
そんな彼女たちが、大学について自分から質問してくれる
ようになったのは、てっぺいさんによる「先輩の話」を
聞いてからでした。
■
「大学受験、失敗しました!!」
そんな言葉から語りかける彼の話はというと、
> > >
中学生までは勉強を頑張っていたてっぺいさん。
でも高校に入ってからは、バレーボール部の部活や
文化祭の準備に熱中して、勉強はなおざりに。
高校は「自主自立」を重視した自由な校風。
逆にいえば、自分がやらなければ、何も始まらない・・・
それに気づくのが遅くて、部活や行事など
「ノホホンと楽しいことだけをした3年間」
だったそうです。
■
「やればできた・・・
せめて、やって失敗したらまだよかったのに・・・」
高校生活は普通に楽しくて、だから“やりたいこと”
だけをやってたら、“やるべきこと”、
意味のあることに時間を使えてなかった。
大学受験がうまくいかず、志望していなかった大学に入学。
周りの大学生と自分を比べて、少し卑屈な気持ちにさえ
なっていたとき、てっぺいさんが出会ったのが、
カタリバでした。
■
一部の大学では、初年次教育として取り入れて
いただいているカタリ場の授業。
1年生のときにその授業を受けたてっぺいさんは、
親しそうに話してくる大学生を、「リア充な感じ・・」と
敬遠気味に見ている気持ちもあったそうです。
ところが、今度は友達に誘われて、大学生スタッフとして
高校でのカタリ場にも参加するようになると、
その印象が変化しました。
「元々“できる人”が授業を企画しているのかな、
と思ってたけど、そうではなかった。
普通の大学生が、めちゃくちゃ苦労して現場をつくっていた」
その“熱”に引き寄せられ、授業をつくる側に
加わるように。そこでわかったのが、
「本気で何かをやることの大事さ」と言います。
■
楽しかった高校時代、受験の失敗、大学でやっていること。
実体験を話した後、締めくくりに生徒さんに伝えたのが、
「『できるかわからない』『やって何か変わるの?』
じゃなくて、まずはやってみればいいんじゃないかな。
今カタリバをやってて、お金は稼げないし、時間もないけど
『失敗したなぁ』って何もしてなかったときより、
確実に楽しい。
いろんな人と会えたし、こうしてここで、皆にも会えてるし。
がんばればできるから!」
そんなてっぺいさんの話を聞いて、「進路」への漠然とした
不安をだんだんと話してくれたのが、冒頭で紹介した
女子生徒さんでした。
■
「いろいろなことを体験したい!」と総合高校に入ったけど、
3年間続く日常は、教室での座学。
何をしたらいいかもわからないし、身近にいないから、
「大学生になる」というイメージも湧かない。
そんな彼女も、「まず動き出そう!」と、
“行きたい大学について調べること”、そして、
“オープンキャンパスに行くこと”を約束してくれました。
授業の後も、インターネット上の掲示板で、
テストの結果を報告してくれたり、
勉強の仕方を相談してくれたりしていた彼女に、
てっぺいさんは勉強のやり方を教え、励まし続けていました。
そんな末に届いたのが、冒頭で紹介した
「合格!」の嬉しいお知らせでした。
> > >
授業の別れ際に彼女が言ってくれたのは、
「私も大学生になったら、カタリバに行きたいな」
という言葉。
「今の自分でも、何かをすれば変わるかも!」
「やりたいと思ったら、自分で動けばできるよ!」
そんな気づきを後輩にも伝えたいと話してくれました。
> > > > >
てっぺいさんのように、自分がカタリ場を受けて
一歩を踏み出す。「今度は自分が!」と高校生に伝える。
それを受けた高校生がまた大学生になって
後輩たちに自分の体験を伝える…
そんな循環が生まれていったら、素敵ですね。
この動機付けの“ループ”がどんどん広がっていけば、
日本の“温度”は、もっともっと上がるはず!と
想像しながら、テンションが上がってしまいました。。
以上、年末のお忙しいなか失礼いたしました!
【募集】
あなたの1000円/月が、高校生10人の“未来”を変える
若年層の“教育機会の格差”をなくすために、
活動をご支援くださるサポーターを募集しています。
<詳細・お申込> はこちらから
<編集後記>
クリスマスは東京でも氷点下に。
めっきり寒くなりましたね。
東京よりもっと寒い東北地方では、それでも元気に
子どもたちが勉強に取り組んでいます。
前回ご紹介した宮城県の「女川向学館」に加えて、
岩手県でも第2校目「大槌臨学舎」が、12月中旬に仮開校しました。
そんな東北の地で、子どもたちの学習を支援してくださる
短期ボランティアの方(1月~)を募集しています。
ご興味ある方はこちらよりご応募ください!
それでは、本年9月からこのメルマガをお届けして
まいりましたが、2011年は今号で最後となります。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
【お知らせ】
NPOカタリバのFacebookページができました!
<Facebook>
これから徐々に更新していきますので、ぜひ「いいね!」ボタンをクリックしてみてください!
また、Twitterでも最新の情報をお届けしていますので、こちらもぜひフォローをお願いします。
<Twitter>
【採用情報】
NPOカタリバでは、一緒に働いていただける方を募集しています。
○大学生の方へ
・新卒採用(東北)
・インターン生(東京・東北)
○社会人の方へ
・中途採用(東京)
・中途採用(東北)
・パート・アルバイト(総務スタッフ@東京)
○その他
・ボランティア(東北)
・ライティング、デザイン、Web構築
→お仕事委託できる方を探しています(pr-fr@katariba.net まで)
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
【文責】 山内 悠太
- サポーターとしてのご支援ください -
あなたの月1000円で、10人の高校生に
“未来を変える”教育機会を届けられます。
※本メールは、NPOカタリバのメルマガにご登録いただいた方、
会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
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※12月8日に配信したメルマガを転載いたします
こんにちは、NPOカタリバ山内です。
前号でお送りしたメール「被災地の受験生の冬」には
読者の皆様から、大変たくさんのご返信をいただきました。
改めて、ありがとうございました!
なかには、メールを転送いただいたり、
Facebookで紹介されたり、ご自身のブログで紹介くださった方も。
嬉しかったです!
> > > > > > >
前号でお伝えした被災地の放課後学校「コラボ・スクール」
に代わり今号では、NPOカタリバが10年間取り組んできた活動、
高校生との“カタリ場”の様子をお伝えします。
今回話を聞かせてもらったのは、大学生キャスト
(ボランティア)として活躍する女性。
カタリ場では、高校生との心理的距離を近づけるため、
“あだ名”で呼び合っていますが、
キャストネーム“うっきー”さんです。
■
ある普通科の進学校で、“進路”をテーマ行われた授業。
うっきーさんが担当したのは、男子1人、女子2人の
合計3人のグループでした。
進学校ということで、3人とも目指すのは大学進学。
・1人目の男の子は、医学部に。
・2人目の女の子は、薬学部に。
・3人目の女の子も、学部は決まってないものの国立の大学に、
受験を希望していました。
一見、はっきりと進路が定まっている3人。
ところが、3人の大学受験への期待や不安を少しずつ
話してもらいながらわかったのは、
3人とも「親からの期待」を大きく背負って、
受験に臨もうとしていることでした。
■
1人目の医学部を目指す男の子。
お医者さんの家庭に生まれて、
「将来は開業医になる」とはっきり決めて、
勉強に打ち込んでいます。
2人目の女の子は、薬学部を志望。
薬剤師のお母さんに薦められて、
理系クラスに入っています。
3人目の女の子は、国立大学を目指しているものの、
何をやりたいのかはわからない。
でも、「大学には行ってほしい」という親御さんの希望で
「とりあえず大学には行かなきゃ!…」と思っていました。
■
「何を基準に進路を選んでいくのか?」
掘り下げて一緒に考えていくと、あいまいな答えも・・・
3人とも共通して抱えていたのは、
「親や家の期待に応えたい」
そんな気持ちでした。
これを聞いたうっきーさんは、
自分の高校時代の経験と重なったそうです。
> > > > > > >
高校では陸上部。
インターハイに出るほどの選手だった彼女は、
大学でも陸上を続けるために、推薦で
専門種目の監督がいた大学に進みました。
■
ところが大学に入ってから、怪我で陸上を断念。
陸上のこと以外は考えずに、入った大学だから
部活をやめてからは、やりたいこともない・・・
本当は、体育の先生になりたかったのに、
進んだ学部は、社会学科の史学科。
興味があるわけでもないし、やめた後は
代わりに熱中できるものもなく、
「ぼーっとした大学生活」を送っていたそうです。
陸上で大学を選んだうえで一番大きかったのは、
お母さんから「大学でも陸上やりたいんでしょ」
と言ってもらったこと。
「お母さんの期待に応えたい!」
そんな気持ちが、うっきーさんの進路選びの
一番の動機でした。
■
「別にそれで選んだからって
私も100%後悔してるわけじゃないんだ。
でも、進路を最後に決めるのは、もちろん自分。
誰も責任をとってくれないからね。」
そんなメッセージを伝えたところ、
特に響いたのは、2人目の理系学部を目指している女の子。
薬剤師のお母さんに薦められて、薬学部に向けた勉強を
しているものの、ワークシートに書いてくれた
「進路への期待度/不安度」は「不安」が100%。
その理由は、「自分がやりたいことじゃないから」
「じゃあ、他に興味あることはあるの?」
そう問いかけると、返ってきたのは意外にも
「歴史が好き!」という答えでした。
■
そのなかでも特に好きなのが、「戦国時代」。
「文系の学部に進んでもっと勉強できたらなぁ」と思いつつ、
先生にも理系を薦められて、“文転”はできないんだと
自分の気持ちにフタをしていたところでした。
「進路は、自分の考えで選ぶのが一番良いと思えた」
と書いていた彼女。
「結局やりたいことで選びたい。
でも、歴史にまだどっぷり浸かったわけじゃないから・・」
まずは「歴史を勉強する時間をつくる」と
“約束”をたててくれました。
■
一方、1人目の医学部志望の男の子は、
これからの目標を再確認した様子。
「町の人に愛される医院を開業したい」という夢が、
親の希望だけでなく、自分でも本当にやりたいことなんだ!と
これから受験勉強に励むのを約束してくれました。
そんな会話を聞いていて、うらやましくなったのは、
希望の学部が決まっていない、3人目の女の子。
ご両親から「とにかく国立に行ってほしい」と言われながら、
勉強に身が入らず、なんとなくメールしたりPC見たり・・・
■
「私も、やりたいことを見つけたい!」
そう話してくれて、授業が終わってからも、
インターネット上の掲示板に書き込みしてくれた彼女に、
うっきーさんが伝えたのは、
「もっともっといろんな世界に触れて、いろんな人と話して、
どんどん成長してってほしいな♪私も、只今成長中やし。
やりたいことは、変わってもいいんよ!
とりあえずやってみる!みたいなんでもえんちゃう?」
> > > > > > >
もちろん、“やりたいこと”だけで進路を選ぶのには
リスクもあります。
親御さんが熱心に考えられた進路にも、
生徒さんの将来にとって合理性があるでしょう。
それらを否定するような授業を、私たちは行いません。
ですが、進路選びにあたってとりわけ大事なのが“主体性”
そう考える私たちは、高校生一人ひとりが
意思ある進路を選び、納得できるキャリアを送れるよう、
生徒さんたちが将来を考える“きっかけ”を運び、
行動へと“1歩踏み出す”のを応援していきます。
【募集】
あなたの1000円/月が、高校生10人の“未来”を変える
NPOカタリバでは、日本の若者への教育活動を
ご支援いただけるサポーターを募集しています。
<詳細・お申込はこちらから>
<編集後記>
先週末に行われた、福岡国際マラソン。
日本人トップ3位の川内選手の活躍、
素晴らしかったですね。
県立高校に勤める一般ランナーの、歯を食いしばった走りに、
勇気をもらった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(私は、今週張り切ってジムに体験入会に行ってしまいました。)
そんなマラソン。マラソンの大会に、
カタリバも「共催」という形で参加します。
世界の子どもたちを支援するための
チャリティーマラソン大会、「PARACUP(パラカップ)」
この収益の一部で、カタリバも支援いただけることになりました。
2012年4月8日、多摩川河川敷で行われるこの大会、
皆さんも一緒に走りませんか?(5km~ハーフマラソン)
合わせて、大会運営を支えてくださる当日ボランティア、
大会の企画・運営スタッフも募集しています。
<パラカップ 詳細・お申込はこちらから>
【採用情報】
NPOカタリバでは、一緒に働いていただける方を募集しています。
○大学生の方へ
・新卒採用(東北)
・学生職員(説明会@東京)
・インターン生(東京・東北)
○社会人の方へ
・中途採用(東京)
・中途採用(東北)
・パート・アルバイト(総務スタッフ@東京)
○その他
・ボランティア(東北)
・ライティング、デザイン、Web構築
→お仕事委託できる方を探しています(pr-fr@katariba.net まで)
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
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【文責】 山内 悠太
- サポーターとしてのご支援ください -
あなたの月1000円で、10人の高校生に
“未来を変える”教育機会を届けられます。
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※本メールは、NPOカタリバのメルマガにご登録いただいた方、
会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
配信解除は、以下よりお願いいたします。
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※11月22日に配信したメルマガを記載させていただきます
こんにちは、NPOカタリバ山内です。
すっかり冬に一足突っ込んでしまったようで、
だんだんと朝夕の冷え込みが厳しくなっていますね。
カタリバでは、宮城県女川町で“被災地の放課後学校”
女川向学館/コラボ・スクールを今年7月に開校しましたが、
こちらの冬はもっと寒いそうです。
現地スタッフによると、「朝、窓を開けると、一面霜で真っ白」
生徒たちは、上着を着込み、膝掛けをして、
ホッカイロを手にしながら授業を受けています。
さて、先月に私も初めてこの女川町に行ってまいりました。
今回のメルマガでは、そこで会った子どもたちの様子を
レポートしますね。
【女川向学館については、こちらの映像をご覧ください】
「学びたい子どもたちに、学びの場を。」 (約1分)
http://www.collabo-school.net/?page_id=803
■
すっかり日も暮れた18時から始まった、中学生の授業。
英語や数学など、学年に分かれてスクール形式の講義が
進むなか、平行して行われるのが個別指導です。
私は、中学3年生の女の子の個別指導を
担当させてもらいました。
その日のテーマは“平方完成”。
y=x2-4x+3
上のような練習問題を解くなかで、分からなかった箇所を
教えながら、一緒にテキストを進めていきました。
あと半年を切った高校受験に向けて、熱心に机に向かう彼女。
つまづきながらも、時折「分かった!」と嬉しそうな
顔を見せてくれたのが心に残っています。
■
彼女は決して、「勉強ができる」生徒ではありません。
集団での授業にはついていけず、
この個別指導クラスで補修を受けているくらい。
それなのに翌日、文化祭があった土曜日。
びっくりしたのは、ヘトヘトのはずのこの日も
自習室に来て、勉強していたことです。
彼女は受験生。追い込みに入るこの時期、
勉強に熱が入るのも当たり前かもしれません。
でも、この女川向学館に2日間いて、
生徒たちの熱心な学習ぶりから感じられた、
この「勉強したい」という気持ち。
その背後には、「勉強したくてもできなかった」
体験があったのかな、と思いました。
■
沿岸部の建物の多くが津波に流された女川町。
もちろん、震災直後は勉強などできる状況では
ありませんでした。
避難所暮らしを強いられた子どもたちも多くいましたし、
学校も3月中は休校。
津波で流されなかった家でも、
「子どもは、水の配給車がこないかを見張って、水を汲む役割」
など日々の生活で精一杯だったそうです。
震災前に、中学生の平均で1日96分は
学校外での学習時間(平日)をとれていましたが、
4月には、57分と半分近くに落ち込みました。
■
中学3年生にとって、夏は受験の天王山。
被害の激しかった地域も、軽かった地域も関係なく
受験競争は訪れます。
「震災があったから、夢をあきらめた」
「志望校に行けなかった」
このような想いは絶対抱いてほしくない!と
私たちが立ち上げたのが、コラボ・スクールです
開校後の8月には、学校外学習の時間は2時間35分と、
震災直後の約3倍にアップ。
「学んだことを無駄にしないように毎日がんばります。」
「いつになるかわかりませんが、何かの形で恩返しできたらと思います。」
といった声とともに、83%の生徒が「今後も通いたい」と
答えてくれるなど、私たちは手ごたえを感じています。
■
最終日、女川第一中学校の文化祭を
見学させてもらいました。
英語での弁論を行った生徒さんのスピーチが
印象に残ったので、最後に紹介させてもらいますね。
(※英語なので、訳の正確さはご容赦ください!)
> > >
「私は小さな頃から、お花屋さんになりたいと思っていました。
大好きだったおばあちゃんが、お花が好きだったからです。
図鑑を見たり、本を読んだりしながら、花についてたくさん調べました。
去年、夢だったお花屋さんで3日間の職場体験をしました。
思っていたようなキレイな仕事だけではない、汚いこと、
辛いこともたくさんあることがわかりました。
だけどお店の人は、お客さんに笑って対応していました。
自分だけ笑顔で仕事をできていないことに気づきました。」
■
「3月11日。おばあちゃんは津波で亡くなりました。
とても悲しい気持ちでいっぱいです。
でも、おばあちゃんがいなくなった今だからこそ、
お花屋さんになって、お花が何もなくなった女川を
花でいっぱいの女川にしたいと思っています。
震災で何もなくなったけど、お葬式に行く大人たちが、
『せめてお花だけでも』と、お花を持っていく姿をよく見ます。
お花の力はすごい。寂しい仏壇も華やかになります。
女川町にもう一度花を咲かせたいと思って、
震災後、花の種を植える活動をしています。
これからも頑張りたいです。」
> > >
秋の文化祭が終わり、3年生は本格的な受験モードに。
冬が深まるにつれて、女川町は朝夕の冷え込みが
厳しくなっていますが、子どもたちは熱をもって勉強に励んでいます。
現地のスタッフたち、ボランティアに訪れる方々たちが、
彼らを精一杯サポートしています。
【募集】ストーブ灯油寄付
東北の寒い冬も、暖かい教室で学べるように。
年末までストーブ灯油のための寄付を募集しています。
震災後、初めて迎える冬。
中学3年生にとっては勝負のこの時期、
子どもたちが 集中して勉強に打ち込めるように。
ぜひ、ご支援をお願いいたします。
[お申し込み] http://www.collabo-school.net/?page_id=1010
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
http://www.katariba.net/
【文責】 山内 悠太
- サポーターとしてのご支援ください -
あなたからの月1000円で、10人の高校生に
カタリバの授業を届けられます。
http://www.katariba.net/heart/
※本メールは、NPOカタリバのメルマガにご登録いただいた方、
会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
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※11月1日に配信したメルマガを記載させていただきます
※本メールは、NPOカタリバのメルマガにご登録いただいた方、
会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
こんにちは、NPOカタリバの山内です。
いきなりですが、カタリバの活動に参加されたことがある方は、
「カタリバって何をしているの?」と聞かれたとき、
どんな説明をしていますか?
「大学生が高校を訪ねて、進路のこととか、
高校時代の悩みとか語って・・・」
私の場合、こんな風に友達に話しつつも、
ピンときてもらえないこともあり、
すっきりしない想いをかかえておりました。。
そこで・・・
・私たちは、どんな社会的課題に取り組んでいるか?
・具体的に何をしていて、どんなビジョンを目指しているのか?
・そのために、何が必要なのか?
改めて整理したWebページを作ってみました。
よろしければご覧になってください!
【カタリバの想い】
http://bit.ly/utRtU4
(そして、社会人の皆様、ご共感いただけましたら、
ぜひご支援をお願いいたします!)
■
カタリバの授業を受けた高校生の“変化”。
大学生と話をするなかで、彼らが“進路”や“仕事”について、
どんなことを考え、行動へとつながったか?を今号でもお伝えします。
お話を伺ったのが、大学3年生のまりこさん。
(※本人の希望により仮名)。
彼女が担当した、一見“不思議少女”タイプの高校生。
初めは淡々と話していたそのこが、
ふとしたきっかけで、表情を活き活きさせながら、
“好きなこと”を語ってくれるようになった、その瞬間。
そのときにキーワードになったあるひと言とは?
どうぞご覧ください。
■
1学期の期末テストが終わり、夏休みの直前。
最高気温が30度を超えるなか、
蒸し暑い体育館で行われた授業でした。
まりこさんが担当した7人の高校生のなかで、
一番印象に残っているのが、ある無口な女の子でした。
決して話を聞いてくれないわけでも、
イヤな顔をするわけでもないけれど、
積極的には答えてくれない。
「将来やりたいこととかあるの?」と
聞いて返ってきたのが、
「いや、そんなにやりたいことないんですよね」
「まっ、選択肢としてこんなのがありますかね」といった、
とらえどころのない答え。
■
普段は部活も入ってないし、いつも一緒にいるのも
決まった友達みたい。
「勉強もツライし・・・」と語る彼女に対して、
「不思議な生徒さんだな」
「もしかして、あんまり人に興味がないのかな?」
とまりこさんは思っていたそうです。
そんななか、仕事についての考えを引き出そうと、
ワークシートを使った会話(「チェッキング」)を開始。
B4のシートの真ん中に、自分の名前を丸囲みで書いて、
そこから放射線状に広げた3つの空欄に、
“興味のある仕事”を書いてもらったところ・・・
「就職(事務はイヤ)」「ディスプレイデザイナー」の
2つまでは埋まりました。
でも、興味がないわけじゃないけど、
そこまでやりたいことはない、という感じ。
そんなやりとりの後、最後に出てきたキーワードが、
「裏方の仕事」でした。
■
スーパーのバイトをしている彼女。
在庫を整理したり、シールを貼ったりの作業が好き。
「それって、どんなところが楽しいんだろう?」
「他の仕事にも当てはまることはないかな?」と
掘り下げて聞いてみると、
しばらく考えた後に答えてくれたのが・・・
「自分の用意したものや考えたこと、
作業したものがオモテに出るのが楽しいし、
そういう作業が好きだから」
淡々と話していた彼女が、
これを答えてくれているときは、表情が活き活きと・・!
仕事なんて「何でもいいんです」と無関心だった彼女が、
主体的に考えるようになったキーワードが、
意外にも、「裏方」だったのです。
―――――――― ▼教育関係者の方、注目のイベント ▼――――――――
▼11/14(月)カタリバ大学 第37講
「奨学金後進国ニッポン」 http://bit.ly/mPVqmA
林恵子様(NPO法人ブリッジフォースマイル)
渡井さゆり様(NPO法人日向ぼっこ)
寺脇研さん(京都造形芸術大学芸術学部教授)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
彼女は、服が好きで服飾科が入ったものの、
卒業後の“夢”となるとまだボンヤリ。
ワークシートに残っていたメモは、
「現実で精一杯だから」「迷っているから」「難しいから」 ・・
そんな胸のうちを明かしてくれた後、彼女が聞いたのが、
ミュージカルに打ち込む先輩の話。
友達に誘われてたまたま見に行った舞台。
「それを見たときから、ミュージカルの魅力に圧倒され、
人生が変わってしまった」という話でした。
その先輩からの一番のメッセージが、
「原点を振り返る」こと。
「つらいことがあっても、原点を思い出せば
乗り越えられるよ」
この一言に、熱を受けたそうです。
■
「じゃあ、自分の原点は何だろう?」
「服が好きで、作ってみたかったし、普通科よりも、
視野が広がっていいかなと思ったからです」
と服飾科に入った原点を書き込んでくれた彼女。
さらに考えを掘り下げていって・・・
どうして服が好きなんだろう?
「お店などで見ているだけで、楽しいから」
「好きなデザインで作れるから」と書いたものの、
でも、なんか違うな?そこまで服が好きじゃないのかも。
私は何をやりたいんだろう?
そこまで熱が入ってない自分に気づいたそうです。
■
この授業で彼女は、「何がやりたいか?」は結局
はっきりわからなったし、逆にわからないことの方が
大きくなったのかもしれません。
でも、「将来が不安」「迷っている」「勉強がツライ」と
こぼしていた彼女が、前向きに将来を考える時間に
なったことは事実。
“やりたいことがわからない”という自分を素直に受け止めて、
「オープンキャンパスに行ってみる」という
行動を約束してくれました!
「好きなものや、好きなことは行動につながるので、
そういう気持ちを大切にしたい」
そう書いてくれた彼女が踏み出した一歩、
私たちは応援しています!
<編集後記>
先々週末、東北の被災地に行ってまいりました。
宮城県女川町にある女川向学館。
カタリバが運営している放課後の学校です。
今も残る瓦礫の山にショックを受けたり、
一生懸命勉強する子どもたちから元気をもらったりと、
そのときの様子は、このメルマガでもお伝えできればと思いますが、
この学校の子どもたちや先生の様子が、
1分間の動画になっています。どうぞご覧ください!
【学びたい子どもたちに、学びの場を。】 ほか
http://bit.ly/ojHveK
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【発行元】特定非営利活動法人 NPOカタリバ
http://www.katariba.net/
【文責】 山内 悠太
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あなたからの月1000円で、10人の高校生に
カタリバの授業を届けられます。
http://bit.ly/utRtU4
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会員の皆様、職員と名刺交換させて頂いた方にお送りしています。
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