東京都立小山台高校企画(プロジェクトマネージャー:綱井麻沙子)

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◆◇◆ 都立小山台高校(定時制)企画報告レポート(2007年9月21日) ◆◇◆ 
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◆「定時制」高校とは
中学校を卒業して勤務に従事するなど様々な理由で全日制の高校に進めない
青少年に対して高校教育を受けられる機会として昭和23年より設けられた。
学習する時間帯以外はほぼ全日制課程と同じ。基本は4年間で卒業する
時間設定で、生徒本人のペースで学習することが可能である。


今回の小山台高校企画は、同じ対象の生徒に対して5回目のカタリバ授業ということで、
生徒さんとの『継続したコミュニケーション』を展開する授業を行いました。
(小山台企画は、現在年2回のペースで企画を行わせて頂いております)

前回の企画にも参加していた生徒さんと同じく前回参加したキャスト※1が再会することが
出来た例、また、今回は残念ながら参加できなかったけれども、生徒さんとは心を通わせ
られたと思われる例がありました。

まずは、再会のエピソードから。
料理作りが趣味のある生徒さんは、前回の企画のときに【新しい料理を5個覚える】という
約束※2を結んでいたのですが、
彼女はそのときの約束カードを財布に入れて持ち歩き、そのときの約束を既に実行して
いました。
それをきっかけに、
今回は【週に1回家族の分の夕飯を作る。友達にも料理を教える】という、さらに高い目標を
掲げたということです。

また、前回、前々回と参加していたが今回は都合が悪くこれなかった本多さんという
キャストと、生徒さんのエピソードをご紹介します。

前々回の企画で、その生徒さんは本多さんと「長編の小説を書く!」という『約束』をしました。
その半年後に再開したときに「書きました!」という言葉をきくことができた、ということです。
本多さんもその言葉を聞いたとき本当にうれしかったといっており・・・だからこそ今回参加
できなかったことを大変残念がっていました。

今回、その生徒さんとお話したのは三好さんというキャスト。
本多さんは、三好さんにその生徒さんに宛てた手紙を渡し、三好さんを通じてその手紙は
彼女に渡りました。
今回、生徒さんは最初こそ強い不安を感じていたということですが、
本多さんからの手紙を受け取り、そして三好さんの経験を聞いて自分に重ね合わせたりなどし、
プログラムの終盤にはほっとした顔を見せてくれたということです。
また、小説はいまでもまた別の作品を書き続けている、と三好さんにも報告してくれました。


このような何度も同じ生徒さんに会いにいける企画において、普段の「一度きり」の出会い
ではないとは言ってもやはり「絶対」は約束できないという活動です。
この本多さんと三好さんの例は一例に過ぎないのですが、自分もこれからもさまざまな
工夫をしていきたいと思います!


今回の企画で生まれた約束も、
また次回の小山台企画に繋がっていってほしいと思っています。


今後も、小山台高校のみならず、
定時制高校企画が生徒さんにとってプラスになるような企画が作れるよう、
スタッフ一同、現状に満足することなく努力していきたいです。

※1 キャスト カタリバの活動に参加するすべてのカタリバスタッフのこと
※2 約束     カタリバのプログラム中、キャストと生徒の間で話した夢や目標の実現に向けて
           「明日からできること(行動)」を「約束」する。
            そのとき、『約束カード』というカードに書き込むことが多い。

                                      

                                      記者 芝浦工業大学4年 西村真一