都立第五商業高校(プロジェクトマネージャー:吉岡伸太)

「人生はジグソーパズルだ。」


プロジェクトマネージャーの吉岡さんは授業直前のミーティングの際、集まったキャスト40名にそう語った。第五商業高校の企画テーマは【そんなんありなんや。これでもいいんや】。


「高校生のころって自分のキャリアプランを完成させようと思っても、なかなか作り方がわからない。それはどんなパーツがあるかもわからないし、そのパーツを見たこと無いからだと思うんです。だから今日はそのパズルを完成させるために、皆さんの考え方や生き方をありのまま生徒さんに伝えてください。」


そんな吉岡さんの想いを受けて、8名のキャストたちがサンプリングを行った。

そのうちの1人である飯島さんは、世界中を旅行した際に留置場に入れられてしまった話や、アフリカのNGOで働いた経験などを語り、今の自分が教師を目指していることを生徒たちに伝えた。

他にも自分の高校時代や受験期の悩みを赤裸々に語るキャストや、ヒッチハイクで旅行をした経験を話すキャストなど、それぞれが思い思いの形で生徒たちに自分が大切にしているものや将来の目標などを伝えた。


授業最初のグループ分けや自己紹介の際は戸惑い気味だった生徒も、それぞれの話に耳を傾けとても熱心に聞き入り、サンプリングが終わり班に戻ると「何かヤバかった!心が動いた!私も何かしてみたい!」という声や、「今の自分ではまだ考えることの出来ない話を聞けた!」などの、生徒たち自身の感想や自分が話を聞いて感じたことなどをキャストや友達同士で元気に語っている姿が見られた。


最後に今日感じたことを明日からどう活かすかを班のキャストと一緒に話し、カタリバの授業は終わりを迎えた。

このころには体育館も熱気という熱気に満ちあふれ、授業が終わってからも体育館に残る生徒や、まだまだキャストと話を続ける生徒などが見受けられた。


直前ミーティングの際「キャストの皆さんの考え方や生き方が少しでも高校生に刺激を与えたり、考え方を変えることができたり。【そんなんありなんや。これでもいいんや】と感じてもらえれば。」と話していた吉岡さんの想いは、きっと第五商業の生徒にも伝わっただろう。